ソウルフードの「お好み焼き」と「フライ」今後はどちらが食卓に並ぶのか?
「お好み焼き」と「フライ」どっち?
「フライ」と言う食べ物を知っていますか?
「フライ」とは、薄力粉と卵、水で溶き、細切りにしたキャベツを入れ、フライパンで薄く焼き、その上に鰹節や干しエビをちりばめて両面を焼き、焼き上がったそのフライに、ソースやマヨネーズなどをお好みでかけて食べるというもの。
埼玉県北部の熊谷市や行田市を中心に、ソウルフードとして親しまれているものだそうです。
(あんまり美味しそうに見えませんが、 こんな感じの食べ物です。)
私が、始めて食べたのは15年ぐらい前です。妻は熊谷市の出身で、義理のお母さんが
作ってくれました。
始めて見たときは何だこれは?具材がないお好み焼き?なんとも中途半端な食べ物だと思いました。(埼玉の人たち、すいません)
食べて見ると、う~ん。中途半端な感じでした。
不味くもなく、そんなに美味しいという感じにも思えず、微妙な味だなと思ったのが最初のイメージです。
私は生まれや育ちは四国なのですが、両親がお好み焼きが大好きだったことから、うどんと同じように、関西風のお好み焼きを小さい頃から食べてきました。
ですから、このお好み焼きとも言えず、なんとも薄い微妙な食べ物は、正直許せず、気に入りません。
やっぱり、いわゆる関西のあの「お好み焼き」が良いんです。
我が家はお好み焼きが好き
私の母がお好み焼きが大好きでなので、実家に帰るとお好み焼きを作ってくれることがよくあります。
ホットプレートで目の前で焼いてくれて、アッツアツを食べるのが良いのです。
我が家は、すり下ろしの長芋とキャベツを入れ、桜エビ、豚バラ肉のごくシンプルなお好み焼きです。
母はお好み焼きにはけっこううるさくて、ソースなどにもこだわりを持っていたり、近くにお好み焼きさんがあると分かると、わざわざ食べに行って、味を確かめたりしています。
そして後でそのお店の感想を聞くと、ソースがいまいちだったとか、焼き加減がどうとか、けっこうグルメっぽいことを言っているくらい、うるさいのです。
母の満足できるお店は、近所には未だにありません。
こだわりがあるだけあって、私は母が作るお好み焼きが大好きです。
妻はフライ派
私の実家は、我が家から車で20分程の距離にあるので、何度も泊まりで行くことがある娘としては、お好み焼きを食べることが多く、母(祖母)の作るお好み焼きが好きみたいです。
でも妻の実家の熊谷に行くと、妻の母がフライを作ってくれるので、お好み焼きに慣れている娘も最初は違和感があったようですが、食べているうちにフライが薄くて軽くて、何枚でも食べられる手軽さで大好きになったらしいです。
ちなみに妻はどうかというと、やはり小さい頃から、自分の母が作ってくれるソウルフードのフライの方がお好み焼きよりなじみがあり、食べやすいこともあり、フライ派とのこと。
なので我が家では、妻がフライを作ることはあっても、お好み焼きを作ってくれず、私はいつも不満なのです。
娘は私たちに気を遣い、私には「お好み焼き派」と言い、妻には「フライ派」と言っているようで、子供に余計な気を遣わさせてしまっていることに、申し訳ない気もしなくはないですが、これだけは譲れないのです。
フライに軍配が上がりそう
基本的に料理を作るのは妻なので、我が家の食卓に出てくるのは、いつも「フライ」。
妻に「お好み焼き」をリクエストするのですが、速攻却下され、作ってくれません。
理由を聞くと、ひっくり返すのが面倒だからとの理由です。
妻とお好み焼きを食べに行くときは、私がひっくり返す役目でした。
どうしてもお好み焼きを食べたいのなら、私が作らなければならないのかも知れません。
娘はフライも好きになってしまったし、お好み焼き好きの私は肩身が狭くなってしまいました。
でもフライも食べ続けていると、これはこれでアリかもと思えてきたのが不思議です。
ただどんなにフライに慣れても、どっちが好きかと言ったら、私は迷わずお好み焼きですけどね。
私がお好み焼きを作ろうかな
今度、家でお好み焼きを食べたくなったら、自分で作ってみようかなと思っています。
ママの作る「フライ」とパパの作る「お好み焼き」どっちが娘の口に合うかな?
腕によりをかけて我が家風のお好み焼きをご馳走しようではないか。