娘の朝活と成長と私のメタボまっしぐらのお話
娘の朝活について
娘が最近「朝活」とやらを始めました。
朝活とは、始業前に趣味や勉強をすることです。
実は元々、私が普段車での移動や事務仕事で歩くことも少ないということから、運動をしなくてはと思ったことや、土、日休みではないので、少しでも娘とコミュニケーションをとりたいと考え、娘に一緒に朝活をやらないかと誘ったことから朝活がスタートしたのでした。
娘は二つ返事で「やりたい」と言うので、朝6時ぐらいに起きて二人で縄跳びをしたり、走ったりしたり、雨の日は読書という感じで、5日間ぐらい続けていたのですが、ある日娘が起きることが出来ずに一時休みとなり、その後もまた娘が朝起きられなかったので、もう止めようと言うことになりました。
娘は続けたいと言ってきましたが、「朝起きられないならもうやらない!どうしてもやりたいなら一人でやりなさい!」と私も大人げなく言ってしまったのです。
娘は日頃からすぐに諦めたり、どうせ自分はできないなどとネガティブなことを言ったりすることが時々あり、そういうことも私は嫌で、なぜ決めたことを継続できないのかとか、信じて諦めずにできないのかなど、勢い余って私も懇々と娘に対して説教をしてしまったのです。
娘の反省と朝活再開
娘は泣きながら私の説教を聞き、相当反省をしているようでした。
私も少し言い過ぎたかなとは思っていたのですが、その翌日から娘は劇的な変化をしていくこととなりました。
翌朝、娘は一人で6時に起床し、一人で朝活を始めました。
縄跳びをしたり、広場を走ったりして、休むことなく毎日やり始めたのです。
私もそんな娘を1日1日見ていたのですが、心のどこかで、「どうせ3日ぐらい経ったらまた朝起きられずに止めてしまうだろう」と思っていましたが、その予想に反して、3日、5日、1週間と毎日休まず朝活をしているではありませんか。
私はそんな娘に対して、頼もしく感心すると同時に、申し訳なさや恥ずかしい思いを持ちました。
本来私が最初にやろうと思っていた朝活だったのに、一人ではつまらないからと娘を巻き込み、朝起きられなかった娘を朝活中止の言い訳にして、そのままその朝活を止めてしまった自分。
更には説教までしてしまった自分に対して、逆に私が反省し、本当に恥ずかしくなりました。
たった一人で頑張っている娘とまた朝活を再開しようと思い、娘にそのことを伝えたところ、娘からまさかの断りの返事でした。
え?なんで???
実は娘は、同じマンション内に住む同級生のお友達に声をかけ、知らぬ間に「朝活グループ」を作っていたのです。
当然仲良し友達グループの中に私は入るわけにはいかず、要は邪魔者なわけで、結局私は娘と朝活を再開することはできなかったのです。
小さな朝活グループ
その後娘が朝活を始めてから2ヶ月ぐらいたち、今では人数も増え、5人ぐらいで活動しているそうです。
娘や娘の友達が声を掛け合って、娘に賛同してくれた有志です。
基本的に月曜から土曜まで続けています。
ただ雨の日は外活動は中止で、家の中で読書などをしているようです。
娘は友達と一緒にやることで、必然的に休む事も出来ず、逆に責任感が生まれて良かったと思います。
また、友達と一緒にやることが楽しい様です。
成長していく娘を見守りたい
朝活を始めたことで、夜も早く寝るようになりました。
また、自分が早く起きて行くことで、寝ている私達両親を起さないように出て行き、帰って来ると言った気を遣う事もしてくれます。
娘は気付いているのか?私達夫婦は寝た振りをして見守っています。
でも時には気付かないで、私達が熟睡中でもしっかり一人で起きて朝活に行くこともあるので、本当に凄いなと尊敬のまなざしです。
妻は娘が帰ってきたら、朝食がすぐに食べられるようにと用意してあげています。
私は朝食には食パンを1枚しか食べませんが、娘は朝から運動してお腹が空くのか、2枚をしっかり食べるようになりました。
一人でやり続けた朝活が、リーダーシップを取って小さなグループとなり、早寝早起きの習慣が完全に出来上がったことに、結果的に今ではとても良かったなと娘を褒めてあげたい気持ちです。
このまま、友達と仲良く朝活を続けてくれればと思います。
頑張れ娘!!パパは見てるぞ!ママはトドみたいに寝てるけど。(笑)
言い出した私は、結局その後何もできず、メタボまっしぐらです。
娘を見習って何か運動しなくては・・・と思う今日この頃なのでした。